複数種の粉体原料を混合する際に使用される混合機には、様々なタイプがあります。
その中でも特に利便性に優れかつ合理的な混合方法が、容器回転型の混合です。
混合タンク内で撹拌用の羽根(リボン)を高速で回転させて混合する方法が一般的ですが、
・強いシェアを加えることで原料を痛める
・混合後の原料取り出しが大変
・タンク内の清掃に時間がかかりすぎる
などのデメリットも多々あり、原料替えが多い現場には不向きといえます。
現在は1台の機械でより多くの種類を少量ずつ処理したいとされる希望が多いため、
装置の利便性、多様性、洗浄性などが選定理由の上位にあげられるのではないでしょうか?
容器回転型にもそのタンク形状によって、従来からV型、ダブルコーン型など長年粉体混合機の台頭を担ってきた機種があります。
その中で弊社の「タンブラーミキサー」は、この業界において”市販のステンレスタンクを混合容器として使用する粉体混合機”の先駆けとなりました。
主には日東金属工業製のステンレス密閉タンクを使用します。
容器もその用途によって多様な種類があり、またお客様においても直接入手いただける点は大きなメリットかと思います。
タンブラーミキサーのメリット
・混合の際に容器内で死角がなく完全混合が可能
・原料接触部に回転体などなく原料を痛めない
・密閉タンクを使用するため周囲への粉塵飛散がない
・装置がコンパクトなので必要な際に引っ張り出して使用が可能
さらに混合容器に市販のステンレスタンクを使用するため
・タンクの着脱が可能
・混合後のタンク内の洗浄が簡単
・混合タンクが市販品なので入手が簡単
・複数個用意しておけばそのまま保存も可能
などがあります。
タンク容量によって、タンブラーミキサーは様々な機種をご用意していますが、最も簡易的な廉価機種「タンブラーミニ」を紹介します。