スクリューフィーダーを検討される際「原料を全量排出できるのか？」ということについてよくお問合せをいただくのですが、結論から申しますと「全量排出は無理で、少なからず残渣は出ます」という回答になります。
スクリューケーシング（外筒）の内壁とスクリューのクリアランスはゼロにはできないため、どうしても隙間には残りが出てしまいます。また原料の流れによっては、フィーダー内部の溜まりやすい箇所に残渣が出ることは避けられません。
最終的にスクリューで排出することができなくなったところでの残渣量は原料によって異なりますが、フィーダー本体にバイブレータを装着したり、これに併せてフィーダー本体を傾転させる機構を設けるなどすれば、可能な限り残渣量を少なくすることも可能です。
接粉部（フィーダー及びホッパー内部）は、ミガキ（バフ研磨）仕様で製作していますので、比較的粉が付着しにくく、付着しても取れやすくはなっています。
ただ粉体の性質上、どんな滑り加工を施していても表面にうっすらと粉が付着すると、どんどんその上に堆積していってしまうため、原料残りは避けられません。
フィーダー内への原料残りは、
・粉体特性によって残渣量は異なる
・残渣ゼロにはできないが工夫によって可能な限り少なくすることは可能である
という点についてご理解いただければと思います。
弊社ではこのようなお客様からのご要望について、様々なアイデアをもって可能な限り理想に近づけるよう対応させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。
