多くの製造現場では「少量多品種化」が当たり前となっています。

市場ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短期化により、以前は1種類を大量生産していた工場でも、現在では複数の原料や製品を切り替えながら生産するケースが増えてきました。

しかし、同時に現場では以下のような課題が残っている現場も少なくありません。


品種が増えるほど、増えていく「見えないロス」

例えば粉体供給工程。

原料Aから原料Bへ切り替えるたびに、

  • ホッパー内部の清掃
  • スクリューの取り外し
  • 条件設定の変更
  • 試運転による供給量確認

といった作業が発生します。

1回の段取り替えは10分〜30分程度かもしれません。
しかし、これが1日5回、10回と増えていけばどうでしょうか。

装置は止まり、人が清掃し、製品を作っていない時間が積み重なっていきます。

少量多品種化とは、言い換えれば「段取り替えとの戦い」でもあるのです。


複雑な装置ほど、段取り替えは大変になる

こうした課題に対し、

「もっと多機能な装置を導入しよう」
「自動化機能を増やそう」

という発想になることがあります。

ただ、品種数が多い現場において、装置が複雑になるほど、

  • 分解箇所が増える
  • 洗浄箇所が増える
  • 調整項目が増える
  • 操作を覚えるのが難しくなる

という新たな問題も発生します。

特に粉体は、付着性や流動性が原料ごとに大きく異なります。結局のところ、

「誰でも簡単に分解できる」
「誰でも容易く洗浄できる」
「誰でも同じように運転できる」

というシンプルさが、生産性を左右する場面が少なくありません。


少量多品種だからこそ、シンプルな構造が活きる

弊社のスクリューフィーダーは、

  • 部品点数をできるだけ少なくする
  • スクリューを簡単に取り外せる
  • 清掃しやすい構造にする
  • 操作を分かりやすくする

という考え方を大切にしています。

弊社のシンプル構造・分解洗浄性をご覧いただける動画はこちら↓↓

これは単に「コストを抑える」という意味ではなく、少量多品種の現場で最も重要な、

「止まっている時間を減らす」という目的のためです。

段取り替えに30分かかる装置と、10分で終わる装置。
1日数回の切り替えなら差は小さいかもしれません。

しかし、それが毎日続けば、年間では数十時間、場合によっては数百時間もの差になることがあります。


属人化をなくすことも、少量多品種の重要なテーマ

もう一つ、少量多品種化で問題になりやすいのが「属人化」です。品種が増えるほど、

「この原料はAさんしか扱えない」
「B製品の条件はベテランしか知らない」

という状況が起こりがちです。結果として、現場の負担が特定の人に集中してしまいます。

だからこそ、

  • 操作がシンプル
  • 部品交換が簡単
  • 調整箇所が少ない
  • 誰でも同じように扱える

という装置は、単なる設備ではなく、

「現場の知識を共有しやすくする仕組み」

としても役立ちます。

例えば弊社製の小分け粉体計量機ですが、シンプルな構造はそのままで、ボタン一つでベテラン・新人問わず誰でも同じように計量充填が可能、多品種にも対応できます。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています↓↓


少量多品種時代に必要なのは、「複雑さを増やす」ことではない

少量多品種化は、顧客のニーズに対応していく重要な戦略のひとつとして今後も暫くは続いていきます。

だからといって、装置まで複雑にする必要はありません。むしろ、

  • 清掃しやすい
  • 段取り替えが早い
  • 誰でも扱える
  • メンテナンスが簡単

というシンプルな装置の価値は、今後さらに高まっていくのではないでしょうか。

私たちは、スクリューフィーダーを通じて、

「粉体供給をもっとシンプルに」
「段取り替えの負担をもっと小さく」

そんなお手伝いができればと考えています。

少量多品種化でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。