問題解決事例

袋充填への粉漏れ対策

粉体充填 袋詰め

粉末原料を袋へ計量充填する際に問題となるのは、何といっても周囲への粉塵飛散でしょう。作業環境もさることながら、袋の口に微粉が付着することで、後のシール不良にも繋がるため改善したい問題ではないかと思います。

根本的な対策としては、充填する袋の口をしっかり密閉した状態で原料を投入していく以外に方法はありません。

小袋の場合は、充填包装機という形の複合機でパッケージングされていますが、数百g~1kg、2kgといった単位の袋詰、また大物だと10kg、20kgといった紙袋などへの計量充填作業はいまだに人手計量・袋詰め作業を行われているケースも少なくありません。

作業の効率化、作業環境改善のためには、このような粉漏れ対策が必須かと思います。
弊社で袋詰めの際に使用している袋固定治具をご紹介します。

スクリューフィーダー排出から袋充填するまでの間、できるだけ空間を作らないように袋の口をしっかりとクランプして、なおかつ集塵機を接続できる集塵口も設けています。

袋固定治具は、各社様々な形状で対応されていると思いますが、袋のセットと取り外し作業だけは避けられないため、いかに着脱をやりやすくするかが選定のポイントになってくるものと思います。

コストをかければ袋の着脱は手動ではなく自動チャックへも対応は可能です。
袋への粉末充填で粉塵対策にお困りの場合は、ぜひご相談ください。