問題解決事例

ロッキングシェーカーの安全対策

ロッキングシェーカー安全カバー

「ロッキングシェーカー」は、塗料分散機”ペイントシェーカー”として始まりました。
長年OEMのみで販売してきましたが、インバータ可変速機能を追加、構造を大きく変更して弊社ブランドの「ロッキングシェーカー」として新たに独自販売を開始し、今なお多くの業界でお使いいただいているベストセラーモデルです。

ただ元々の構想が「現場に設置して少量缶(4L塗料缶)を手早く振れるマシン」であったため、安全対策などは特に施されていない状態で長年販売されてきました。

しかし時代の流れとともに装置への安全意識が高まる中、そんなロッキングシェーカーへも安全面への配慮を望む声を多くいただくようになりました。そこで一部のユーザー様をモデルケースに安全カバー対策に取り組んできました。

最初は、ホルダー部全体を覆う脱着式の樹脂製カバーで納品しましたが、毎回の脱着作業で接合部への負担が大きくNG、厚くすると重量が重くなるためNG、ということで何パターンも構想、協議を重ねて現状の”上半分(樹脂製)スライド式”という形に落ち着きました。

構造体から変える必要性があるため後付けへの対応はできませんが、今では3社に1社はこの「安全カバー付」を選択いただけるところまで普及してきました。

用途も以前の塗料分散だけにとどまらず、他業界での研究開発や生産にご使用いただいており、特に安全意識の高い企業様からは評価いただいています。