ロータリーキルンなどの高温環境へ直接粉体原料を供給する場合にもスクリューフィーダーを使用します。ただいくら金属とはいえ、500~600℃、時には1000℃近くの高温下へスクリューを突っ込むということは、それなりに耐熱対策したものである必要があります。
まず対策を必要とするのは、
①スクリュー及びケーシング本体
②スクリュー軸受け部分
になります。
弊社のスクリューフィーダーは基本材質として、接粉・接粒部はすべてステンレスSUS304を使用しています。304の耐熱温度は700~800℃といわれていますので、500~600℃程度であれば耐えられる可能性はあります。
ただし、高温になるにつれて強度は低くなっていきますので、ある程度余裕を持った耐熱設計にしておく必要があります。そのため耐熱温度を考慮した材質に変更します。
またスクリューの軸受けには、粉の混入を防止するためのシールやスクリュー軸を支持するベアリングが挿入されていますので、この部分への熱の影響も対策しておく必要があります。
弊社では、ロータリーキルンメーカー様への数々の耐熱フィーダー納入実績や既設キルン用のフィーダーリプレイスに際しても設計納入実績をもっていますので、お気軽にご相談ください。