1日500袋処理で見える、見逃せない時間ロス
粉体の計量や投入作業を、現在も手作業で行っている企業様はまだまだ多くあります。
特に多品種・小ロットの現場では、費用対効果から「設備化するほどではない」と判断されるケースも多いでしょう。
しかし実際には、わずか10秒の差が積み重なることで、想像以上の時間ロスを生んでいる可能性があります。
本記事では、手作業とフィーダーによる自動供給の時間差を、具体的な数値で見ていきます。
手作業と機械の処理時間の違い
例えば1袋の処理時間を比較すると、次のようなケースが考えられます。
実際のお客様で、とある粉体(比重0.4)を使用して検証したケースです。
粉体100gの袋詰め作業
● 手作業投入
・平均:約20秒/袋
・作業者の熟練度や疲労によりバラつきが発生
・多くの企業様が、複数人×作業分担で対応
● 計量フィーダー投入
・約10秒/袋 ※機種によってはさらにスピードアップも可能
・一定速度で安定供給が可能/充填中は手が空き次の準備が可能⇒これ結構大きいです!
・袋セット⇒充填⇒次のセットまで一人で対応可能
1袋あたりの差はわずか10秒ですが、上記のように担当する人員が減ります。
さらに、10秒を「1日の処理量」に置き換えると状況は大きく変わってきます。
1日500袋処理した場合の時間差
10秒 × 500袋 = 5,000秒
これは 約83分(1時間23分) に相当します。
つまり、1日あたり1時間以上の作業時間を削減できる可能性があります。
この時点で、
・残業削減
・他工程への人員再配置
・生産余力の確保
といった改善が見えてきます。
週・月・年で見ると、どこまで差が広がるか
● 1週間(5日稼働)
約6.9時間削減
● 1ヶ月(20日稼働)
約27.7時間削減
→ほぼ3〜4日分の作業時間
● 1年間(240日稼働)
約333時間削減
→40日以上の作業時間に相当
「10秒の差」が、年間では1人分の長期作業に匹敵する時間になる計算です。
手作業特有の“見えないロス”
手作業の場合、単純な時間だけでなく、次のようなロスも発生します。
・投入量のばらつきによる品質不安定
・粉こぼれや清掃時間の増加
・作業者依存による再現性の低下
・疲労によるスピード低下
つまり、実際の差は時間以上になるケースも珍しくありません。
半自動機の導入は「省人化」だけではない
弊社のような装置導入の目的は、人を減らす事だけではなく、人が行うべき作業に集中できる環境づくりです。
単純な投入作業を設備に任せることで、
・脱 属人化による品質の安定
・作業者負担の軽減
・生産計画の立てやすさ
・将来的な人手不足対策
といった効果も期待できます。
まとめ:小さな時間差こそ改善余地が大きい
日々の作業では見過ごしがちな「10秒」。
しかし積み重ねると、生産性に大きな影響を与えます。
もし現在、
・投入作業に人手がかかっている
・処理量を増やしたいが人員が増やせない
・作業ばらつきに悩んでいる
といった課題があれば、供給工程の見直しが大きな改善につながる可能性があります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
