問題解決事例

紙袋投入からの脱却!フレコン対応ホッパーコンベアで粉体投入作業を効率化

紙袋からの投入作業が抱える3つの課題

粉体原料の投入といえば、いまだに「紙袋を手作業で開封してホッパーへ投入する」現場が多くあります。
しかしこの作業には、以下のような問題がつきものです。

・25kg前後の紙袋を1日に何袋も持ち上げる重労働
・高所への投入による転倒・腰痛などの安全リスク
・開封時に原料が舞い上がる粉塵発生

このような作業は、作業者への負担だけでなく、作業環境の悪化や生産効率の低下にもつながります。
そのため、近年は紙袋での原料供給からフレコン(大型袋)での供給へ切り替える動きが急速に進んでいます。


フレコン対応設備導入が進む背景

フレコン(フレキシブルコンテナバッグ)は、1袋あたり約500~1000kgの粉体をまとめて運搬できるため、原料の受け入れ回数を大幅に減らせます。
また、吊り下げて底部から排出する構造のため、粉体をホッパーへ自動投入することも容易です。

このフレコン化に合わせて求められるのが、「大容量ホッパー+定量搬送を両立する設備」です。


大容量ホッパー+コンベア搬送のメリット

ホッパーコンベアは、
フレコンからの受け入れを想定した大容量ホッパーを装備し、
そのまま下流設備(混合機・シフター・粉砕機など)に対して連続的に粉体を定量供給することが可能です。

導入のメリットは次の通りです。

原料投入の自動化で作業者の負担軽減
 紙袋を開封して投入する手間がなくなり、作業者の安全性が向上

原料補給の回数を削減
 1回の投入で大量の原料を確保でき、連続運転が可能に

安定した定量供給が可能
 スクリューフィーダーにより、下流設備の処理量に合わせた安定供給

粉塵の発生を最小限に抑制
 密閉構造のため、投入や搬送時の粉飛びが少なく、クリーンな作業環境を維持


    導入事例:紙袋作業からフレコン+ホッパーコンベアへ

    ある化学メーカーでは、1日200袋以上の原料を人手で投入していました。
    このため、作業負担の大きさと粉塵問題が長年の課題となっていました。

    そこで、フレコン排出口にホッパーコンベアを導入いただきました。
    ホッパーから下流設備へ自動的に原料を定量供給するようにした結果

    ・原料投入作業を1/5の時間に短縮

    ・作業者の安全リスクが大幅に低減

    ・製造ライン全体の稼働安定性が向上

    このように、単なる「搬送設備の更新」ではなく、
    粉体投入工程全体の効率化・省人化に大きく貢献することが出来ました。


    フレコン対応設備で“人に頼らない投入ライン”を

    粉体原料の投入作業は、現場にとって最も人手がかかる工程のひとつです。
    しかし、フレコン対応のホッパーコンベアを導入することで、
    作業者の負担を減らしながら、安定した供給と生産性の向上を両立できます。

    セイワ技研では、原料特性や設置スペースに合わせたカスタム設計にも対応しています。
    詳細は以下ページをご覧ください。
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