技術と製品紹介

少量の袋詰めをもっとスピーディーに|手作業からの第一歩

小袋への計量充填工程において、特に大きな工場では、大量生産用全自動で全て完成させる設備が幅広く導入されています。

ただ、いまなお「台秤」「スプーン」あるいは「計量カップ」を使った手作業を続けられている現場も少なくありません。

この手作業による小袋詰め作業は、こんな課題があります。

  • 作業時間がかかる
  • 作業者ごとに充填量や作業スピードにばらつきが出る
  • 粉体がこぼれて清掃に手間がかかる..などなど

1回あたりの負担は小さく見えても、日々繰り返されることで、現場全体の効率や品質に確実に影響してきます。では、全自動の計量充填機を導入すれば全て解決!とはなかなかいきません。装置サイズが大きい、設置スペースを確保できない、初期投資が高額になるなどの理由から、導入が見送られるケースも多いのが実情です。

この“手作業と全自動のあいだ”を埋める方法として注目されているのが、数十グラム〜数百グラムの計量に特化した、簡易タイプの計量充填装置です。大がかりな設備更新を行わず、現在の設置場所や工程にそのまま組み込めることを前提に設計されています。


コンパクト設計&設置環境に応じて移動可能

生産以外にも、試作室・包装エリアなど、その時々の作業場所に合わせて使える柔軟性が特徴です(100Vコンセントで動かせます)使用しないときは脇に寄せておくといった運用もしやすく、「簡単に移動できる」という点は現場では意外と大きなメリットになります。


100g/約10秒(比重0.4の粉体)をボタン一つで簡単充填

計量操作も非常にシンプルです。袋をセットしたら、あとはボタンを押すだけ。スクリューフィーダーが設定量を自動で供給し、計量が完了します。

台秤とスプーン作業では、「少し入れすぎた」「あと数グラム足りない」といった微調整がつきものですが、本装置ではそうした感覚的な作業が不要になります。作業者の熟練度に左右されにくく、誰が操作しても同じ流れで計量できる点は、品質の安定にもつながります。

また、充填中は手が離せるため、作業者は別作業ができます⇒1回ではわずかな違いですが、積み重なることで作業効率に差が出てきます。


多種袋に対応(漏斗交換・高さ調整)

少量充填の現場では、袋サイズや形状が頻繁に変わるケースも多くあります。

本装置は、漏斗(ホッパー下部)の変更や高さ調整により、さまざまな袋サイズに対応可能です。小袋からやや高さのある袋まで、装置側を柔軟に調整できるため、「袋が変わるたびに段取り替えが面倒」という悩みを軽減します。

全自動機のように特定袋専用になりにくく、少量多品種の運用に向いている点も、この装置の大きな特長です。


ここまでご紹介したように、この少量計量充填装置は、手作業を完全に置き換えるための“巨大な自動化設備”ではありません。

台秤とスプーンで行ってきた作業を、無理なく・省力化するための現実的な選択肢として、まず一歩目に導入しやすい装置です。気になる方はぜひお問い合わせ下さい。

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