問題解決事例

高所への粉体原料投入

昇降リフター付スクリューフィーダー

粉体原料を扱う生産現場において、問題としてよくあがってくるテーマの一つに「重い原料の持上げ投入」があります。みなさんの現場ではいかがでしょうか?

「20kgの重い紙袋を階段を使って抱え上げて人手で投入する」という作業が現実的に今も行われていることが多々あるものと思います。

重作業ゆえの作業者に関わる危険はもちろんですが、人手投入では定量供給ができないという致命的なデメリットも存在します。

作業としては様々なケースが考えられますが、
例えば、単純に2000mm程度の高さに原料を持ち上げて投入する場合
ベルトコンベア、バケットコンベア、エアー搬送、傾斜スクリューコンベア・・・
などが候補として考えられます。

①ベルトコンベアは、周囲への原料飛散があるため論外です。
②バケットコンベアも原料飛散が多く、環境面、清掃面でNGと考えられます。
③エアー搬送も原料替えがなければOK、吸引ホース内の清掃面には難があります。
④傾斜スクリューコンベアもU字トラフにして清掃しやすくする方法はありますが、やはり原料替えがある場合には不向きです。傾斜がきつくなるとともに搬送効率は落ち、パイプも長くなるためメンテナンス性は悪くなります。また設置スペースをとる、基本的に据置固定になるなどの条件があります。

以上のことから、
原料は低位置で投入
高所へ原料供給
原料供給は定量性があった方がよい
という要望をかなえるシンプルな方法として「昇降リフター付スクリューフィーダー」はいかがでしょうか?

昇降リフターであれば、コスト重視の手動または足踏み昇降式、効率重視のバッテリー式が選べ、必要なときだけ引っ張ってきて投入場所へセットできるという使い勝手のよさにおいてメリットがあります。