”内袋がやわらかく、取り扱いが面倒””ダンボールに液が垂れて、ふき取りが手間””キャップが不十分で、漏れのトラブル””折りたたんである容器を、事前に膨らませるのが手間””液の泡立ちがひどく、充填速度を上げられない”・・・など
バッグインボックスへの計量、充填作業は、作業者のレベルによって必ず差が出ます。近年、特に人が集まらないといわれている状況の中で、作業者の若返りを図るのは、さらに難しくなってきています。それではどうすればいいのか?
その解決策は・・・ズバリ「機械導入による作業の均質化」です。
いまだに液体原料の計量・充填作業を人手でやられているところは多いと思います。ただこのような人海戦術は、一人作業ではできません。また、発泡の激しい原料の場合には、どうしても充填速度を落とさざるを得ません。従来の作業者頼みの作業は非常に不安定で、根本的な作業効率の改善を図ることはできません。
特に、作業者の高齢化や新たな人材確保が難しくなってきている現在の状況では、「誰でも、簡単に、同じように」充填作業ができること、つまり「作業の均質化」が非常に重要なキーになってきます。
本機は、バッグインボックスへの充填からキャップ作業まで、一人でも対応可能な充填機です。
運転操作は簡単、容器とキャップをセットして運転ボタンを押すだけ。 作業者に左右されることなく、安定した充填作業をおこなえます。充填量、キャップの締め圧は数値データとして管理することができます。
成型容器の場合、折りたたんである内袋を事前に膨らませる作業がたいへん手間でした。BIB充填機は、容器口にノズルを密着させた状態で、充填しながら容器を膨らませていくので、面倒な事前準備が不要になります。
発泡性の激しい充填液の場合、充填速度を落とすしか方法がありませんでした。本機は真空装置を付属することで、容器内の残エアを吸引してから液充填を行うため、発泡なく高速充填が可能です。
充填後の液だれがないようサックバック機能と補助で液だれ受けを装備しています。内袋をダンボールに入れた状態で充填しても、充填後にダンボールに液が垂れて汚すこともありません。
充填ノズル回りの接液部は、ヘルールで簡単に分解ができる構造にしています。どの充填機でもCIPだけでは不完全です。いかに分解洗浄がやりやすい構造かというのも、作業効率アップにおいて重要です。
大きくわけてキャッパー搭載の有無で2機種キャップの締付けタイプが、ねじ込みか押し込みかで選ぶタイプが異なります。
スクリューキャッパー搭載ねじ込んでキャップするタイプ※(オプション)真空機構
BIB用密着充填のみ※(オプション)真空機構
打栓キャッパー搭載押し込んでキャップするタイプ※(オプション)真空機構
(調味液)
従来は手計量で台秤の上に容器をセットし人手で計量値を見ながらの充填で大変だった。本機を導入して、基本的に充填・キャップまでは1人作業になった。ダンボールに入れたまま安心して充填できるのもありがたい。
(醤油)
手作業の充填で泡立ちが酷く消泡を待ってから充填するので大変時間がかかっていた。泡立ちが激しい醤油も早く充填出来て楽になった。設定をちゃんとしておけば、高齢の作業者でも問題なく扱うことができたのでよかった。
(業務用液体洗剤)
従来はロングノズルで液面追従しさせながら充填していたが、発泡が激しいため充填速度が上げられず、生産効率が上がらなかった。本機導入時に真空装置を付けたことで、予め容器を膨らませておく必要もなくなり充填速度も格段に上がった。
(液体肥料)
これまで人海戦術で充填していたが、数が増えてきたので大変になった。キャップ締めも数が多いとかなりキツい作業だった。充填機導入後は、計量値やキャップの締めトルク値を数値管理できるようになったのもよかった。
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