付着防止の表面改質加工「マイクロディンプル(MD)処理」

接粉部への付着防止対策といえば「バフ研磨」がこれまでの常識でした。
確かに清掃時に付着した粉の掃除はしやすいのですが、粉体が厄介なのはバフで磨いたピカピカの磨き面でもうっすらと粉がつくと、どんどんその上に堆積していってしまうことです。

そこでおすすめしたい『マイクロディンプル処理(MD処理)』は、簡単にいうとステンレスの表面に微粒子を超高速で衝突させて凸凹面を作ることで、粉体粒子の付着を抑制し滑りを劇的に向上させる金属表面の改質加工です。

テフロン等のコーディングと違い「剥がれ→異物混入」の心配がないので、食品でも安心して使っていただけます。
ただ敢えてマイナスポイントをあげさせてもらうと
①見た目が悪い(グレー塗装のように見える)
②施工面をごしごし洗ったり強く拭き取ったりできない(傷がつくと効果が落ちる)
ということがあげられます。

非常に滑りがいいので清掃もエアーまたは水洗いをするだけで、さらっと簡単に取れてしまいます。
現在弊社では、付着防止対策の必要がある場合には、積極的に採用しています。
粉体原料の付着によるトラブルがある場合にはぜひご相談ください。

弊社で特に推奨しているのは、
・スクリューおよびケーシング内面
・排出シュート内面
・原料ホッパー内面
です。